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チューンナップ(調整)後のギターの管理についての雑学!

ギターのチューンナップを行うとかなりの確率でギターの管理についてのご質問をお受けします。

ギターのチューンナップ、調整は1度行ったから完了ではありません。

ギターを始め木材で製作された楽器は生き物です。

調整を行っても定期的なメンテナンスが行われない場合、木材の動きが生じ状態が変わってしまうことがあります。

楽器は湿度や気温により木材の状況が変化し、日々その状態がわずかに変化をして行きます、

その為調整やチューンナップを行った後も弦高の変化やサウンド、弾き心地饒辺かが発生しますので

楽器の動きについて十分に理解をして行くことが大変重要です。

比較的多くある事柄として、チューンアップ後しばらく時間が経って弦高が変化したことでクレームになる事があります。

また弦を換えずにビビルなどのクレームをされる場合も有ります。

特に弦高を低めに設定した場合弦の裏側の錆などによりビビリの発生がしやすくなりますので、早め早めに新しい弦を使用するように心がけて下さい。
実際クレームになって、お持ちいただいたときにお話を聞くとチューンナップ後数ヶ月を過ぎても弦の交換をしていないと言うことで弦を交換するだけで問題が解消してしまうことも多くあります。
弦は切れるまでそのままというお客様も多いでしょう。 
でも殆どの不具合はそれが原因となっていることも多いのです。

 

ネックについても弦や使用状況、湿度、温度により常に変化します。

しかし毎日のように弦高を計ったり、ネックに定規を当ててチェックをし一喜一憂すると言う事は楽器を楽しむ上で楽しくない事です。

もちろんそれが悪いと言う事では無く趣味で有り好きであれば止めることはいたしません。
言い換えれば楽器へのお客様の愛情の形と言えますね。

ネックの反りは日々変化して行くものと考え、その状態において演奏力を対応させていくと言う事も重要です。

簡単に言えば今日は「機嫌が悪いな」、位の気持ちで挑んでいくと言う事も大切と考えます。

あまり神経質にならず楽器の状態に合わせた演奏を楽しんで行くと言う事も視野に入れ楽しんでいただければと思います。

 ◎湿度とネック、ボディの動きについて

湿度や気温とギターのネックボディの動きには密接な関係があります。

湿度によりギターのボディやネックは若干動きを生じますので覚えておくと慌てずに済みます。

気温湿度が高いとき

気温や湿度が高いときは、ネックは若干逆反りの方向に動きます。

またボディトップは湿度により若干膨らむように動きを生じます。

いわゆるお腹が出た状態になります。

その為夏場は少し下弦高が高くなってしまうという状態になる事が多く、引きにくいと感じる事が多くなります。

また逆に気温、湿度が低い場合、いわゆる乾燥状態に有る場合は、ネックは若干純ゾリに、ボディは沈む(へこむ)方向に動きを生じます。

その為弦高は下がる方向に動くため、ビビリなどが生じやすくなります。

これは自然な木の動きにより生じる現象ですので、本来問題では無いのですが、弦高が低めのセッティングのギターなどでは演奏性の差異が生じますので、壊れてしまったのでは無いかと心配されるお客様が大変多くご質問のトップとなります。

もちろんギターによりその動きの大きさは異なりますが、大小はあれど必ず動きは生じますので基本的には心配はいらないと言う事になります。

チューンアップを行い弦高をセットした場合でもお渡し時の弦高が例えば6弦12フレットで2.5mmにセットしてお渡しをした場合でも、その使用状況や環境において2.6mm になったり、2.3mmになったりと動きが生じます。

しかしこれは決して調整が悪いとか異常が発生しと言うことでは無く、木材という天然の材料が呼吸をすることで発生する楽器の動きなのです。

これを毎日計測して心配するというのではなく先ずはそれに合わせて演奏を楽しむと言う事を心がけると対応力や演奏力が増していきます。

あと指板についてはチューンナップ時には必ず指板にオイルを含ませ本来の油分に戻すトリートメント作業を行いお返しをいたします。

しかしこれもそのまま放置し長い年月を経て行くに従い、指板の油分は揮発し繊維の縮みを誘発させその結果ネックが純ゾリをしてしまうと言う事に繋がります。

指板のトリートメントは本来持っている木の繊維の油分を保ちチジミなどの動きを抑制することでネックを安定させる効果として大変重要なメンテナンスの一つです。

数ヶ月に1度は弦の交換の際には指板にはレモンオイルなどの浸透製の高いオイルを塗布しメンテナンスを行って下さい。

これらのことを把握しより快適なギターライフを楽しんでいただければと思います。

| 雑学編 | 02:03 | - | - |


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