Workレポ〜店主の言いたい放題〜

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電源って大事!
昨日は定休日と言う事でいろいろと動いておりました!
R-Zeroの製品版の製造も佳境に入っております。
モニター予約のお客様には出来るだけ早くご使用いただける様頑張っております。
もう少しお待ち下さいね。

今日は少し専門的なお話し、電源について。

 さて今回、R-Zeroの開発に伴い、電源には非常に拘りました。
多くのACアダプターで使用されているトランスには一般的なEIカットコア
トランスが多く使用されています。
しかしこのトランスにはノイズを発生するという大きな問題が有る場合が
多く、リーケージフラックスによるノイズの発生、漏洩磁束の大きさ、発熱量、などなど、音に関して問題が出ることが多くあります。

特にエフェクターパネルなどへの設置ではそのトランスが入ったアダプターを機器のすぐ近くに固定してしまいがちです。
これではどんなに良い音がするアンプやエフェクターでもトランスから発生するノイズの影響を受けてしまいます。

可能であれば出来るだけ遠くにACアダプターを離して設置することでノイズを低減することが出来ますが多くの場合可搬性や見た目重視という事も有るためか同じパネル無いに配置されている光景をよく見ます。

またEIカットコアのトランスは容量を上げようとすると大きくなりがちで重く、また振動によるうなりや、発熱様々な欠点が顔を覗かせます。
ただ価格が安いというのは魅力でそれほど音質に拘らない場合では最もポピュラーな電源トランスとして多用されています。

それに対して高級オーディオアンプなどではトロイダルトランスというドーナツの様なリング状のコアに隙間無くコイルを巻いていくと言う構造のトランスを多く用います。

特に海外製オーディオ機器では多く使用されています。

このトランスの特徴は非常に少ないリーケージフラックスと効率性がありますが如何せん生産性に劣り、大型化してしまうため小型の製品では使用しにくくかつ価格が非常に高価であると言うことが有ります。

そこでトロイダルトランスの利点と欠点を改良したトランスとしてRコアトランスというトランスがあります。

Rコアトランスはトロイダルトランスの特徴である低リーケージフラックスをそのままに生産性、と安全規格への対応を行いやすくして、さらに振動によるうなり、漏洩磁束の小ささなど非常の多くのメリットと共に供給能力の高さに優れているため、小型化がしやすいという大きなメリットがあります。

特に高周波ノイズの影響を受けやすいハイインピーダンス回路には最適であることから、今回R-ZeroではこのRコアトランスを採用し、特注で複数回路への独立供給を行うように仕様を決めています。

そのおかげで非常にノイズの少ない電源で駆動したオペアンプは恐ろしいくらいにクリーンサウンドで信号を増幅しピックアップのサウンドをそのままに自然に駆動することが出来ます。

R-Zeroの音の要、それは電源トランスであるとも言えます。
妥協の無いサウンド、それを支える電源トランスに今回は拘ってみました。

それと同時に不自然に発生するノイズを可能な限り取り去ると言う事に貪欲なまでに取り組みました。
電源回路の配置、パターン全てに拘っています。
今回基板の大きさを決めた部分も全ては音のため、特にノイズの影響を最小限に
するためパターンには細心の工夫をしています。

特にアンフィニがパッシブピックアップに拘る理由もノイズというキーワードにあります。
ピックアップについてはまた次回にお話ししたいと思います。

今回は興味の無い人にはちんぷんかんぷんな話かもしれません。
出来るだけかみ砕いてみましたがご理解いただけたでしょうか?
でも拘ってるぞと言う事だけは分かっていただけたかな? と思います。







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