Workレポ〜店主の言いたい放題〜

作業レポートをお届けします
綺麗なのできました!
 いやお久しぶりです。

さぼっててすみませんです。
昨年より製作の方も深夜こつこつとやっておりましたが何とか
形になりました。

5号機の完成から4ヶ月ほど、6号機が出来上がりました。
先ずは正面



自分でもいいなと思う出来になりました〜

基本インレイはあまり好きでは無いのですが今回はちょっとおしゃれに月と星
「月夜」をイメージしてみました。
変なおっさんがデザインしたにしては可愛く仕上がったかと〜  

ボディスタイルは前回と同様SMD(スモールドレッド)で40肩、50肩のおっさん
の肩に優しい抱え心地を目指しました。



ボディ正目アップです。

カッタウェイ部分の月と12フレットの星が可愛い感じです。

今回は行き当たりばったり思いつきで進めてみたのですが、結構気に入ってます。


始めにトップ板に少し傷が有りそれをどうしようかと考えていたときに月のウサギという
言葉が頭にふと・・・・・ 浮かんだので取りあえず月でも入れてみようと・・・・



バインディングを選んでいるところです、イメージを膨らませていきます。
しかし何にも決めないで進めるのって面白いです。

本当に行き当たりばったり、その場のイメージで決めていきました。

まだ指板にはフレット溝もバインディングも何も付けていないのでどうするか
迷い中です。

そして取りあえずボディに付きがあってあと何も無いのも寂しいのでヘッドには
星をあしらってみました。


逆から撮った写真ですが出来上がりというか弾いている状態から見るとこんな感じです



はい、星と星の間に北斗の拳では無く北斗七星を入れてみました。

ボディはドレッドノートのサイズを基本としていますがウェストを絞り
座って抱えたときにボディが下に下がるようにデザインしています。
なので肩が上がらずにOMのような弾き心地です。
ボディ厚はD-28等のドレッドと同じくしていますのでドレッドの良さを出来るだけ
なくさないようにしています。

あとカッタウェイを入れていますがアンフィニの考えとしてせっかく21フレット迄
付けているので、キッチリと21フレット迄ストレス無く使えるようにカッタウェイは深く
入れていますがデザインのアクセントとして気に入っています。



正面斜めから


後ろ斜めから

ネックのフィールカットも深めに入れていますのでハイポジションの演奏性もとても良い
感じです。

今回バインディングはココボロを使用してトータルで茶色のコントラストを意識して
みたのですがとても綺麗によい感じに仕上がりました。

ナットも少しデザイン合わせもかねてローズとメイプルをサンドしてラミネートして
見ました。




結構良い感じです。

メタルパーツも渋くサテンシルバーで落ち着いた感じで木の色を感じるバランスのよい
外観になりました。



ネックのバックにも少し悪戯をしてアクセントを入れています。
これは弾いている人にしか見えませんね・・・・

サウンドはハリとサスティーンがあるトーンでオールジャンルで使えそうです。

あとネックは限りなく真っ直ぐに仕上げ、これは4号機から行っているのですが
フレットを打ったあと擦り合わせなど高さ合わせの調整をしないと言うのを
コンセプトに指板を仕上げフレットを打っています。

このギターもフレットを打ったあと磨き以外の調整をしていません。

それと他のギターでも行っている方も多いと思いますがアンフィニでは指板の
成形とフレット打ちは最後に行います。

最近ではテンションバランスと弦高の兼ね合いからネックに仕込み角度を付ける
事が多くなっています。

カッタウェイを付けたギターではせっかくのハイポジションを美味しく使えないという
事も多く有ります。

特にきつめに仕込み角度を付けたギターでは14フレットのジョイント部分から
くっとへの字に指板が曲がっている物も多くありますが、どうしてもハイポジションでの
弦高が高くなってしまうためせっかくカッタウェイがあるのに美味しくないという
のは自分としてはいやなので21フレット迄キッチリと使えるようにと言うことで
厚みを落とさない状態で指板の接着を行い狂いを出した上で指板Rを形成していきます
指板Rは複合Rを採用しナット部分が320R、最終フレット部分で600Rの円錐形状として
いますのでハイポジションでのチョーキングも詰まること無く綺麗に響かせることが
出来ます。

個人的には全体で600位の平べったい指板が好きなのですが多くの場合弾きにくさを
感じるのでローポジションは少しきつめにハイポジションは緩めに仕上げています。

まあホントに自分の趣味の延長で作ったギターですが少しづつすこしづつ進化していければ
と思います。

次の7号機は「木のささやき」をモチーフに製作を進行中です。
これまたカメのように少しづつの進行なので何時出来上がるか分かりませんが
またお目にかけられるよう少しづつ製作しますのでお楽しみに。

| 日記/一般 | 01:21 | comments(1) | trackbacks(0) |
3月も終わり!
 明日からいよいよ4月ですね。
まだまだ寒くて春の実感がわきませんが、新しい生活を始める方も多いと思います。

新しい生活の中でギターに対し手の向き合い方も変わる人も多いと思います。
大学に入ってますます音楽活動に力を入れていく人、社会人になって仕事の
傍ら音楽を楽しむ人、それぞれの向き合い方になると思いますが、変わらないことは

音楽を楽しむこと、ギターを楽しむこと、新しい友達や、つきあいが始まり
その中で新しい出会い、新しい音楽とのお付き合いが始まります。

その一つ一つを楽しんでいってくださいね。

またその相棒となるギターをアンフィニでは心を込めてチューンナップいたします。

気が向いたら是非一声おかけいただければと思います。

新生活おめでとう!

さあ明日からまた頑張ろう〜
| 店主のひとこと | 21:06 | comments(2) | trackbacks(0) |
お客様〜
 今日は関西を中心に活動されているぷう吉さんが遊びに来てくれました〜


ぷう吉さんは、大阪を拠点に関西を中心に活動されています。
ここ1年ほどは九州に陣を構えて活動されていましたので九州ではご存じの方も
多いと思います。

大阪では店主の通っていた高校の近くにお住まいだったと言う事で妙に親近感が・・・

これから少し関東での活動を増やして行かれると言う事ですので皆さん是非
ライブの方へ足を運んでみて下さいね〜


アルバム、ギターガールの冒険も発売中ですので是非是非聞いてみてください。

ファンキーで楽しいアルバムです。
独特の音使いが店主は気に入っています。

来る3月17日には宇都宮 の2tree cafe にて小川倫生さんとのジョイントが有りますので
お近くの方もそうでない方も是非足を運んでみてください。
楽しいですよ〜

因みに3月頭のライブよりアンフィニのギターを少し使用していただいておりますので
そのサウンドもチェックしてみてください!

しかしぷう吉さん、話が楽しくてついつい長話になってしまいました。
ライブ頑張ってくださいね〜

今日の1ショットでした〜



| 今日の1shot! | 00:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日も雨!
 今日の土曜日も雨、ここのところ雨が続きます
花粉の影響も軽くなるかと思えば全くそんな気配はなく、全開で鼻水、くしゃみと
格闘しています。

合わせて牛骨の切り子やエボニーの粉でも同じようなアレルギー反応が出てしまい
工房では一日中くしゃみが止まりません〜

耳鼻科に行ってお薬を処方してもらっているのですが劇的な改善はありません。
何とかならない物だろうか・・・・・

さて前回塗装についての雑学を書きましたが結構反響がありました。

NET上でもいろいろな意見が交換されていたり、書き込みがあったりと迷う要素が
満載です。

どれを信じるかは自由ですが結構恐い意見も合ったりするので注意して下さいね。

しかし困った場合も有ります。
どういったお手入れがよいかというご質問をされて、店主は持論としての考えを
出来るだけ丁寧にお答えしていますが、「いやNETではこう書かれている。」
「誰々にこう言われた。」ということでご納得いただけないという方もいらっしゃいます。

それはそれで仕方ありませんが、聞くからには聞く姿勢を持って聞いていただける
と嬉しいです。

言ったことを頭から否定されるとお答えをする方としてはお答えに困ります。
というかお話しできません。

実際楽器の取り扱いには100%の正解というものが無くルシアーやリペアマン、プレイヤー
それぞれに視点が違いますので言う事もばらばらです。

一番恐いのはいろんな意見がちゃんぽんされて視点がずれた状態で広まってしまうこと
なんですね。

以前あるサイトでこんな意見を見ました、少し前アンフィニでも取り上げたネックジョ
イントに紙のシムが入っていると言う事を取り上げた際、「紙のシム=悪」と言う
書き込みがかなり多くありました。

そのサイトでは意見として紙のシムが入っているからと言っても問題は無い。
ネックのジョイントに少しぐらい隙間があっても問題が無いからやっているんだ
ネックジョイント自体それほど重要ではないのだ。

と書かれていました。

もちろんそれぞれのとらえ方なので否定するつもりはありませんが。
店主の考えとしてはネックジョイントは大変重要です。

実際止まっているけど隙間の沢山有るジョイントと、隙間なくキッチリと治まっている
ジョイントでは振動の伝達特性ががらっと変わります。

これはエレキギターでも同じでストラトのようなデタッチャブルネックのギターでも
ジョイント部分の余分な塗装を除去しフラットを出してネック部との接合を面にする
ことでそのサウンドは大きく変化します。

但しそれがよい音と感じるかそうでないかはとらえ方違いになるので難しい所です。

問題なのは紙が入っていると言うことでは無くその隙間に対する処理の仕方
であると言う事。

ほんのわずかな隙間で紙一枚でぴったりと来る場合は紙のシムでよいのです。

これまで見てきた物の殆どは紙一枚では埋めきれない隙間に気休め程度に
入った状態で「隙間を接着材の固まりで塞いでいること」が問題なのです。
結果として木部画面で接地していない、接着材だけで止まっている事
これが大きく問題となります。

しかしこの部分のお話しはは見てくれていないことが多く、紙のシムが入っている→
だめじゃ〜ん と言う状態です。

現在ネットでの情報が沢山、簡単に手に入りますがどの情報が正しいのか
自分にとって適しているのか、うまく見つけ出していく必要があるのではないかと
思うこの頃です。

あともう一つ、これは気分を悪くされるお客様も少なからずいるかもしれません。
だけど敢えて書きます。

アンフィニは、見て眺めるだけのギターには触りたく有りません。
細かい傷ばかりを気にするだけで、サウンド確認を全くしないというお客差が
ごくまれにいらっしゃいます。
そしてあそこの角度が何度、何ミリと全て指定されて来るのですがその通りでは
良さが生きてこないというご説明をしても頑として聞き入れていただけないのに
サウンドが予想通りいかないとご不満を他でぶちまけるという事があります。

正直言って寸法指定、形状や作業内容の指定で作業を行うのであればアンフィニで
ある必要は有りません。

アンフィニのポリシーはそのギターの個性を引き出してあげること。
それにつきます。

またご自身のギターを他のメーカーの他のモデルのような音に仕上げて欲しい
と言うご希望には添いかねます。

簡単に言えばそのギターを手に入れた方が満足度は高いと言えます。
サウンドバランスや演奏性といった部分ではある程度近づけるとは可能ですが
音自体をそのギターに似せることは構造の面やキャラクターの面から難しく
せっかく買ったそのギターの個性を認めないと言う事になります。

逆に言えば何故そのギターを買ったのかさえ疑問になります。

是非ギターと対話してそのギターが鳴りたがっている音、個性を伸ばしていけるような
チューンナップ、それと一番大事なのはその個性を出すことの出来る演奏技術
この2つが重なってこそよいサウンドが実現できます。

どちらがかけても100%にはなりません。

もちろんギターを眺める、これも趣味の一つとして否定するべき物ではありませんが
それはそれとしてどうかギターを触って、そして弾いて、音を出してあげて欲しいのです
綺麗に手入れするのと、傷を付けないようにするのは違います。
傷を気にするなと言うことでは有りません。

一生の友としてギターとつきあってあげられれば嬉しいですね!

う〜ん何を書いているのかが分からなくなってきましたね。
ここらで一旦締めておきましょう。





| 雑学編 | 13:03 | comments(2) | trackbacks(0) |
塗装・とそう・トソウ
 こんばんは〜

今日は塗装のお話しを一つ

前々から多いご質問の一つ、「ボディの日頃のお手入れはどうすれば良いですか?」
と言うご質問、これは年間を通して最も多いご質問です。

どうすれば綺麗な状態を保てるか・・・・・

と言う前に少し塗料のお話しを一つ

現在ギターの塗装には大きく分けて2種類、 天然素材を使用した物
化学反応を利用した素材を使用した物の2つの種類が有ります。

天然素材を使用した物は良く使用される物は2種類、皆さんご存じの「硝化綿」
いわゆるラッカーで数種類有るラッカーの中でもニトロセルロースラッカーが
最も多く使用されています。
もちろん化学合成ではあるのですが今回は天然素材の仲間としてお話しします。

そしてもう一つはクラシックギターや高級クラフトギターなどで使用される
セラック(シェラック)塗装。
セラックはラックカイガラムシというカイガラムシの一種から分泌される
分泌液を精製して作られ、アルコールなどで希釈をすることから酒精塗料
とも呼ばれます。

人体への害もないことから最近では化粧品、口紅、マニキュアなどにも配合されて
いる物があります。
またその光沢感から、チョコレートの表面処理に使用する事があると聞きました。

この2つはよく似た特性があり、耐薬品、水などに弱いという面があります。
特にセラックはアルコールには極めて弱いのでお酒を飲みながらギターを
弾くなんて事はもってのほかです。

アルコール度数の高いお酒なんかをこぼしてしまった日には目も当てられない
状態にあっという間に変貌してしまいますからご注意をして下さいね。

あと夏場のお風呂のあと、気持ちが良いからと言って短パン、半袖で風呂上がりに
セラック塗装のギターを抱えないように! 
あっという間に膝の上、肘の部分が真っ白になりますのでご注意を!

さてそれ以外にも水分や汗、皮脂と言った物に対しても弱くそれらがついたまま
ほっておくと塗料の表面が劣化し柔らかくなってしまう軟化状態になってしまいます。

特に年数が経ち表面が劣化したギターの多くは白濁をしたり、ネックなどはべとべとと
粘ついたりという状態になっていることが有りますね。

そうなってくると滑りが悪く手触りが気持ち悪い状態になります。

さてそれに対して化学変化で固まらせる塗料は、ポリウレタン、ポリエステル
と呼ばれるタイプが使用されていますが、ポリウレタン系と呼ばれる物が
多く使用されています。

ポリウレタンはエポキシ系の接着材と同様に主材と硬化剤を混ぜて化学変化で
固まらせる塗料で、硬化が早く、硬く光沢のある仕上げが可能なため量産品の
低価格のギターは多く使用されています。

また一部高級ギターでも木材の木目の導管を止める目止め剤として使用する
場合も有りますのでポリウレタンを使用しているからといって安物と言う事
では有りません。

ポリは基本的に木材への吸い込みが少ないため綺麗に仕上げられますし、目痩せによる
導管の露出が少ないと言うメリットもあります。
因みにヤマハのカスタムモデルなどはネック裏についてはスタンドや皮脂の影響を
受けないようネックのみポリウレタン塗装がされていますね。

それ以上に優れているのは水、皮脂、薬品などへの耐性が高く、極端なことを言えば
シンナーのバケツに入れてジャブジャブしてもあっという間に熔けてしまうと言うことは
有りません。

もちろん熔けないと言うことでは無いので試してみようとは思わないで下さいね。

その為メンテナンスとしては殆どメンテナンスフリーと言って良いほど取り扱いが
楽な面があります。

因みに結構多くの方がポリウレタンは音が悪いと思っていらっしゃいますが、決して
そんな事は有りません。

昔は塗料自体の素材の問題もあり厚くぼてっとした塗膜が形成されてしまうため
厚ぼったく重いと言う事が良く言われていましたが、現在は塗料の質、スプレーガンの
性能、塗装技術の向上によりラッカーと比較しても遜色のない仕上がりサウンドが
出るようになりました。

それらの代表としてはUV塗装で有名になりましたがコリングスやテイラーなどは
ポリの一種であるUV塗装を採用して極薄のよい塗装を使っています。

このUV塗装は紫外線により硬化する塗料で、カーコンビニ倶楽部やフローリングの
塗装などでも有名ですね。
メリットとしては短時間で硬化乾燥が出来るため非常に生産効率が高いです。

因みにラッカーは塗装を行うと真っ先に外面が硬化してそれから内側が序々に
硬化していくため完全に乾燥するまでに数週間から数ヶ月かかります。

よく買ったばかりのギターはまだ乾いていないからと言われるのはこういったことから
とも言われますね。

それに対しポリウレタン系の塗装は化学変化による硬化ですので中から硬化して行くため
短時間で完全硬化します。

特にUV塗装は紫外線を当てることで数十秒から数分の間で完全硬化しますので
ギター一本の塗装にかかる時間がラッカーの1/100以下の時間で済んでしまいますので
設備さえ有れば量産に適していますね。

また最近のUV塗料は非常に薄い塗膜が形成され、しかも硬くて光沢がよく優れものです。

まあこの辺は雑学として知っておいていただく程度で!

さてさて、お待たせをしましたがマーチンを始め多くの高級ギターにはラッカー塗装が
行われていますね。

そこで日頃のメンテナンスはというと・・・・・・・

一にも二にも 拭くこと これにつきます。

先ずはから拭き、弾いたらから拭き、触ったらから拭き、とにかく拭く!

これだけです。

これをすることで塗装面は大きく長持ちします。

そして汗や皮脂がついてしまったらどうするか。

酷くないうちにポリッシュなどを使用して取り除いて下さい。
そしてまたから拭き!

では既に表面が曇ってしまった、ネックの裏がべっとべとして滑らない。
ポリッシュを使ったら白くなって拭き取れない・・・・ と言う状態

結構手遅れです       というのは大げさですが

大分症状が進んでしまっていますね。

この様な場合はポリッシュなど洗浄成分が入っている溶剤を使用すると
表面の軟化した被膜の一部だけが熔けて拭き取ろうとしてもねばねばが拡がる
だけでますます汚くなってしまうような感じになります。

女性の方はご存じかと思いますが汚れたガスレンジの油汚れを拭き取ろうとして
台所洗剤を吹きかけて拭こうとしても油が拡がるだけで一向に綺麗にならないのと
同じような状態です。

さて困りました、どうすれば良いのでしょうか?

このご質問多いです。

我々のような業者は、先ずは劣化した被膜を細かいコンパウンドで、掻き取り
軟化した部分を取り除いて綺麗な塗装面を出した上でバフ掛けなどを行います。

極度に酷い場合はトップコート表面の塗装膜を研磨してオーバーラッカー
と言う形ですが、そこまででは無い場合はクリーニングとバフ掛けでほぼ
綺麗になります。

イヤそこは自分で何とかと言う事でやり方を一つ。

いつもお答えするのですが結構多くの方が一気に綺麗にしてしまおうと
結構粗めのコンパウンドでごしごしとやってしまうんです。

はい

ごしごしごしごし・ごしごしごしごし ありゃ、なんかへこんできたんだけど・・・
と中塗り層まではぎ取ってしまうことが多いんです。

こうなるとオーバーラッカー、再塗装という大がかりなリペアになってしまいますので
自分で行う場合は必ず、極細目、鏡面仕上げよう等の粒子の細かいコンパウンドを
使用して下さい。
また必ずノンシリコン、シリコンの含まれない物を使用するようにして下さい。

そしてもう一つ、磨くときに使用するウェスはたっぷりと用意して、常に綺麗な
面を使用して磨くようにして下さい。

アンフィニで行う場合も30センチ角ほどのウェスを1本のギターを綺麗にするのに
ゆうに20枚ほど使いクリーニングします。

因みにウエスは使い古した綿のTシャツなどを切って使用していただくと
よいでしょう! 汚れたら捨ててしまえますから。

汚れてくると磨いている面に汚れが固まり、摩擦熱が発生して汚れを
すり付けてしまいます。

コツは1センチ四方ぐらいずつ狭い範囲で少しづつ、一本を綺麗にする頃には
手がぷらぷらになります。

しか〜し、汚れが取れたらそこにはつやつやの塗装が待っているはずです。

思わずうっとりするような綺麗な塗装面が待っています。

あとビンテージギターである面我慢が必要なこととしては、コンパウンドなどで磨く際
必ずと言って良いほど細かい傷やクラックの部分にはコンパウンドがはいりこんでしまいます。
これは不可抗力でどうしても白くなってしまいますのでご理解の上行うように
して下さい。

そして綺麗になったら、その状態を保つ為、とにかくから拭き、弾いたらから拭き
触ったらから拭き。 そして保護のためにワックスやポリッシュなどを効果的に
使用する事で長くその状態を保つことが出来ます。

ラッカー塗装は必ず劣化を起こしますので、先ずはそれを起こさせにくいようにするための
日頃のから拭きが大変有効であると言えますので、がんがん弾いてがんがん拭いて下さい。

それが大切なギターを喜ばせる一番の方法です!

毎日の習慣になりますように!



| 雑学編 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
落ち込み・・・
 悲しい出来事が立て続けにやってきました。
身内の葬儀から帰ってきたら、友人の死の知らせが入ってきていました。

正やんのファンで、沢田聖子のファンで、浜田省吾のファンで、趣味が近いこともあり
気の許せる大切な友達でもありました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

さてさて、風邪、インフルエンザが猛威をふるっています。
近くの内科もごった返している状態でした。
皆さんも注意して下さいね。

そしてギターの方も風邪を弾きやすくなっていますのでこちらもご注意を。

というのは湿度の低さがギターにも大きな悪戯をしてしまいます。
冬場弦高が低いって思ったことはありませんか?

ギターのトップ版は湿度の影響により膨らんだり落ち込んだりと比較的大きく
動きが生じます。

特に乾燥してしまうとボディトップは落ちる方向に動きますので弦高が低めの設定を
している場合はその影響が顕著に出てしまうことがありますので、乾燥のしすぎには
気をつけて下さいね。

加湿は、インフルエンザと同じで単に加湿をするのでは亡くて気温に関係なく
空気中に含まれる水分量を一定にすると言う絶対湿度が向いているのですが
なかなかそうはいきません。

その為室温が高い場合は本少し高めの湿度になるように加湿してあげるとギターの状態
としては安定するようです。

自分のギターで各種実験をしてみたところ室温25度の場合で湿度40%では少し感想率
が高く1週間程度でトップ落ちが発生し始めました。

そこで55%で放置しておくとほぼ動かない状態。
65%で放置するとトップ落ちしたギターの表板が元の状態に戻る状態に動きが
出てきます。

ただギターの個体によっても状況は異なるし一概にはいけませんが、すこし
参考にしていただくと良いかと思います。

加湿の方法については様々な方法がありますが、一般的なのは加湿器を使用する
事です。

しかし加湿器が無い場合はどうしましょう? と言う事になりますが
大きめのバスタオル等をぬらしてかけておくだけでも効果はあります。
ただ長時間の加湿は出来ませんので、マメに濡れ具合をチェックして下さいね。

お勧めはエアコンやファンヒーターではなく、ストーブにやかんというスタイルが
最も加湿の具合が良いように感じます。
体感湿度は高めですが空気中の水分含有率は高く、乾燥しにくい状況になります。
お勧めです。

インフルエンザ対策にもなりますので少し工夫をしながらギターのコンディションを
整えてみて下さいね!
| 店主のひとこと | 21:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
少しお知らせです
 昨日、身内に不幸があり、出たり入ったりの状態です。
数日間メールのご返事、ご対応などなど遅れが生じる事が予想されますので、大変申し
訳ございませんが、宜しくお願いいたします。

| 店主のひとこと | 10:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
おひさしぶり〜
 いやいや、忙しいのは良いことだ〜
と言い分けしつつ更新が出来ていないというこの事実
いかんです

さて今日はご質問が多いフレットのお話しをひとつ

アンフィニでもご質問が多い事項3つ

1) フレットは磨いた方が良いの?
2) 擦り合わせは必要?
3) どのぐらい減ったら駄目なの?

と言う事

まず一つ目、フレットは磨いた方が良いのか? 
答えは磨いた方が良い! と言う事
フレットはシルバーニッケル、いわゆる洋銀という素材で作られていますが
ニッケル素材は非常に酸化しやすく、放っておくとすぐに表面に酸化皮膜が
形成されてしまいます。

実はこれが音には大きく影響してしまいます。

もちろん良く使うポジションは常に弦が触れていますので自己研磨されるので
弦が触れている部分「だけ」はぴかぴかな状態ですが、殆ど使わないポジションは
錆やくすみが伴った被膜が出来上がっている事が多いです。

多摩にそのポジションを使おうとすると、アタック、サスティーン、倍音が
なく曇った音になってしまうと感じたことはありませんか?

結構ハイポジションで多いですね。

そこでフレットを磨いてあげるとあっという間にクリーンなサウンドが蘇ります。
全帯域で美しいサウンドがまんべんなく出るようになりますので、たまにはフレットを
磨いてリフレッシュしてあげて下さいね。

あとフレットが汚れていると幾ら弦を交換しても良いサウンドが出ませんので
元の交換タイミングで少しクリーニングしてあげると効果的です。

因みにフレットを磨くには、手軽な物では台所用のスチールウール「ボンスター」
が手軽で安上がりです。

その他軽い汚れの場合はホームセンターで売っている「銀磨きクロス」を使うと
つるつるぴかぴかになりますので活用して下さい。

2番目のフレットの擦り合わせは必要か?
答えは、出来れば行った方が良いです。

何故出来ればか?
基本的にギターは出荷の際、擦り合わせなど必要な調整はされて出荷されています。
その為大きな歪みはありませんが、それでも多くの場合フレットトップの高さの
平面は出ていないことが多いです。

しかし標準的な弦高では問題が出にくいいこともあって、気にしていないと言う事が
殆どです。

しかし演奏性を求めるに当たり弦高を下げていくと、平面が出ていないと、部分的な
バズが目立ってきたり、ビビリが出やすくなるという症状が発生してくる事になります。

そこで擦り合わせの必要性が出て来るのです。

多くの場合はフレットが減ってきたら擦り合わせをするという概念が一般的ですが
、全てのポジションで美しいサウンドを引き出すためにも必要不可欠な調整作業として
考えて行くことも出来ます。


あとフレットアドの位へったら駄目になるのか?
これは答えが難しいんですね。

フレットの高さはまず自分の弾き方や求めるサウンドによっても好みが出てきます。
大まかなサウンドとしては同じ幅のフレットと仮定すると高いフレットは立ち上がり
スピードが高くアタックの表現がし易くなります。
低いフレットは少しサウンドのアタックが弱くなる反面滑らかなサウンドになります。
もちろん非常に細かい部分での表現の違いとなります。

なので高いからイイ、低いから駄目ではなく好みの部分が顔を出してきます。

どのくらい減ってきたら駄目かという部分で一つ言えるのは、弦を押さえて指先が
フレットボードについてしまっているのに弦を押さえている感覚が弱くなってきたら
そのフレットは低すぎると言っても良いかと思います。

フレットが低く上記のような感覚になってくると、手の感覚として弦が押さえられて
いるかどうかが不安になり、無意識のうちに強く押弦しがちになってきます。
そうすると無駄な力がかかってくるのでつかれやすくなると共に、押弦の際の
力でフレットボードをえぐるようになってきます。

感覚としては押弦の際フレットに弦が触れてから指先がフレットボードに
触れるまでの間にしっかりとした押弦感があることが重要と考えていますので
それが無くなった次点が交換の時期と考えています。

まだまだ書き足りませんが続きはまた後日!

少し参考にしていただいてコンディションのチェックやメンテナンスの参考に
してみて下さいね。






| お手入れ編 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
仕事始め!
 今日から(既に昨日だが)仕事始め!

ちょっとぼけぼけの状態から始まりました。
昨年末最後の仕事をして、疲れてそのままの状態の片付けから始まりました・・・

いけませんね〜

本日は昨年末に塗装したギターの塗装の研磨からスタート。
乾燥しているので塗装のノリも良いし、乾燥も早い、絶好の季節です。

とはいえ塗装には日にちもかかりますので、慌てず慌てずと言うところです。

今日は少し塗装のことなど

リペアに来るお客差に塗装の修理ことを聞かれるとお答えするのが
「何処まで綺麗にしたいか」と言う事を聞きます。

アンフィニでは基本的にラッカー塗装を中心に行います。

浅い傷などの場合は数日から、1週間程度で何とかなりますが、深い傷の場合は
そうはいきません。

塗料にはシンナーなどの有機溶剤が含まれています。
塗装を行うとその有機溶剤が揮発していく過程で硬化していくのですが
完全に硬化するまでに起こる現象として「目痩せ」と言う現象が発生します。
この目痩せは塗装の厚みが研磨した厚さからさらに薄くなってしまう現象で
塗装が終わってある程度固まると研磨して仕上げを行う事は可能です
でもそのまま月日と共にさらに有機溶剤が抜けて塗膜がさらに薄くなってくるんです。
その為タッチアップなどの部分塗装の場合従来の塗膜よりも薄くなってしまうので
違和感が出たり、部分的に木目の筋が出てしまったりする場合が有ります。

これを周囲の部分と違和感なく仕上げるには目痩せを考慮して十分に乾燥してから
平面を出し研磨をして磨きをかけないといけません。

因みにラッカー塗装は厚みによって違いますが生地の部分から補修をする場合で
下地の部分からオールラッカーで仕上げるとおよそ2週間から1ヶ月以上の乾燥
期間をおかないと十分な面が得られません。

良く「どれぐらいで治りますか」と聞かれた場合「そうですね〜およそ1ヶ月
程度かかります」とお答えすると結構な方が難色を示すんですね。

もちろん早く乾燥できればそれに越したことは無いのですが綺麗に直したいという
場合は少なくとも塗装後1ヶ月、可能であれば2ヶ月ほど頂けると完全な平面を出し
年月が経っても目痩せの目立たない塗膜が完成できます。
因みに時間をおけば置くほど目痩せのない綺麗な状態に出来ます。

もちろん取りあえず目立たない程度にと言う場合はその限りではなく1週間程度でも
何とか見栄えを取り戻すことが可能ですが、出来るだけ綺麗にと言う場合は、ある程度の
お時間がかかると言うことをご承知いただくと有りがたいです。

また気温や気候により多少の差が出るため、何時という明確なお答えが出来ません
相手が自然のため、硬化して動かないことが確認できたときが仕上りとなります。
なので何時という大まかなお知らせは出来るのですが、日時を指定して何時完成できます
と言う事は確実なお約束として出来ませんのでご了承ください。

またポリウレタンなどの塗装の場合は化学変化で固めるので目痩せは起こりませんので
良いのですがラッカー塗装のギターの補修にはポリウレタンは使用出来ませんので
その辺が難しい所です。

ちょっと雑学でした。


| 店主のひとこと | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
新年あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます!

本年も宜しくお願いいたします。

昨年は初めての展示会出展なども行い
沢山のお客様にお目にかかることが出来ました。
日頃工房にこもっての作業でどちらかと言えば黙って
作業をすることが多いので、存分に話をすることが
出来ました。

本来話し好きな所もあって話し出すと止まらないと言うところが
関西人なのでしょうか・・・

今年も可能な限り沢山のお客様とお話が出来る様にしていきたい
とおもいます。

今年は昨年出来なかったブログの内容の見直しや、為にある情報など
出来るだけ書いていきたいと思いますのでお楽しみに。

今年も楽しいギターライフを送れるように頑張ります!

あとごめんなさいをもう一つ・・

毎年お客様へコメントを添えた年賀状をお送りしておりましたが、昨年はどうしても
時間の方を取ることが出来ず年賀状を作成することが出来ませんでした。
その為今年は年賀状の発送をする事が出来ませんでした。
楽しみにしているお客様には大変申し訳なく思うと共に、来年に向けて、少しでも
そういった余裕が生まれるよう仕事面の充実を図りたいと思いますのでお許し
下さい。
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